行き詰まる示談

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 憂鬱な日々が続きます。

 交通事故による怪我のため首や腰の痛みは続き、週3~4日はリハビリのため病院に通院を続けなければならず、加害者からロードバイクの修理費を払ってもらえる見込みは全くありません。さらに左手の骨折は経過が悪く、治るどころか手術の必要まで出てきました。

 唯一の救いは、健康保険と自動車保険から治療費の支払いが保証されていて金銭面の心配が無いことだけで、怪我から復帰してロードバイクに乗ることができる見込みは立たず、何一つ明るい見通しとなるものがありません。

 人に大怪我をさせて苦しい思いをさせているのに謝罪も無く、ロードバイクを壊したのに修理費を払おうとしない加害者の黄中に、何か打撃を与えたい、そう思うのですが、加害者がこのまま私の請求を無視したとしても、悔しいことに今の日本の制度では、刑事処分による10~20万円程度の罰金刑以外に制裁をする手段が何もないのです。

 プロの弁護士を雇うことも考えましたが、交渉に応じる見込みは全くありませんし、裁判を起こして勝訴したとしても、取り立ては裁判所が行ってくれる訳ではないので、被害者自身が加害者の財産を特定して差し押さえの手続きをしなければなりません。加害者の経済状況では取り立てができる見込みはゼロで、そもそも素人が誰かの財産を調べることなど不可能なので、時間を浪費した挙句に費用倒れになることが確実です。

 加害者の黄中が罰金刑になる可能性はある程度残っていますが、課される罰金が10~20万円では、ロードバイクの修理費30万円にすら及びません。罰金を払ったらハイ終わり、後は知らないという態度になるのは間違いないでしょう。

 被害者の自分がこれだけ心乱され苦しい思いを強いられている一方で、加害者は何の苦労もせず平気で普段通りの生活をしている。これを逃げ得と言わず何と言うのでしょうか。

 理不尽さに憤りを感じますが、それをぶつける先はありません。

 ところで、損害賠償の請求に対して、先日送られてきた加害者の黄中からの返信は突っ込みどころ満載のデタラメなものでしたが、ただ1つだけ正当な主張をしている箇所がありました。

 ロードバイクの減価償却に関する部分です。

 車両を含む物品の損害額の計算は、修理費と時価を比較して、より低い方の価格を採用するのが一般的な基準となっているとのことです。こればかりは全く正しく、新品購入価格を修理費として請求したことは誤りでした。

 そこで、不当な額を請求したままでは相手に口実を与えることになり、何より気持ちが収まらないので、あらためて正当な額を請求することにしました。

 ロードバイクの修理費は店舗での修理見積り額となり、時価は新品価格に(未償却期間÷耐用年数)を掛けた額か、中古販売価格のどちらかとなります。中古販売価格は分からないので、前者を採用します。

 耐用年数については、自動車には法定耐用年数が存在しますが、自転車には公的な基準が存在しません。加害者の黄中は耐用年数を2年と主張していましたが、カーボン製ロードバイクがそんな短い耐用年数であるとは到底納得できません。そこで過去の事例を調べたところ、新品価格=カタログ価格で耐用年数は5年と認定している判例や資料があったので、5年とします。

 耐用年数は5年=60か月、購入から6か月経過しているので、未償却期間は54か月で計算します。

■損害額

ロードバイク時価=カタログ価格(定価)×未償却期間÷耐用年数

=29万円×54÷60

=26万円

ロードバイク修理費 28万円 > 時価 26万円

したがって、損害額は26万円です。

■過失相殺による減額

26万円×10%=2.6万円

■請求額

26万円-2.6万円=23.4万円

 最初に送った損害賠償請求書は取り下げることとして、あらためて23.4万円を請求する内容の請求書を送ります。

 もっとも、正当な内容の請求を送ったからといって、今までの加害者の態度から考えると払ってもらえる見込みはぼぼありません。

 請求書を送ってしばらく経過しても、その後返信やメールなど反応の類は一切無く、交通事故から1か月半経過した時点で示談交渉は行き詰まってしまいました。

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コメント

  1. まりおん より:

    はじめまして、まりおんと申します。

    交通事故処理大変ですね
    非常に簡潔にまとまって、見やすいので今後とも
    拝読させて頂きます。

    私もちょうど4年前に自動車との交通事故に合い
    相手の方は在日韓国人の方でしたが任意保険に入っていてくれたのが救いでした。

    私は、最終的には後遺障害がついて
    結局解決までに、まる1年を要しました
    まだ完全には解決していないとのことで
    今後とも頑張ってください。

    • うにサイダー より:

      コメントありがとうございます。
      事故の処理はまだ進行中で、時間がかかるのが本当に大変です。
      更新速度は遅めですが、引き続きお読みいただければ嬉しいです。