半信半疑の弁護士

 少し緊張しつつホームページに載っている弁護士事務所の連絡先に電話をかけます。女性の事務員が電話に出て、交通事故の相談であることを告げるとすぐ弁護士本人に代わりました。

 「お電話ありがとうございます、弁護士の鳥羽です」

 事故の日時や場所、怪我の状況を聞かれたので、6月の交通事故で骨折し全治4週間の診断書が出たこと、手術をしたことなどを伝えます。

 そして弁護士が後遺障害の知識を持っているかどうか探りを入れてみることにします。怪我の内容について、単に「左手の骨折」ではなく、「左手舟状骨」の骨折であると具体的な部位名を伝えてみて、治療の見通しや後遺障害の認定見込みなどきちんとした答えが返ってくれば、この弁護士が専門知識とノウハウを持っていると判断することができます。

 弁護士からの答えは、

 「その怪我ですと高額な慰謝料を獲得できる可能性があります。」

 と即座に答えが返ってきました。第1段階は文句なしに合格です。

 しかしまだ弁護士が依頼を引き受けてくれるかどうかという問題が残っています。やはり案の定、加害者が任意保険未加入で自分の自動車保険の特約から治療費の支払いを受けていることを告げると「人身傷害補償は保険会社が決めた額しか支払われません」「今回は残念ですが弁護士にできることが無いケースで・・・」と、引き受け対象外の案件であることを説明されます。電話の声もトーンダウンして明らかに営業終了モードです。

 そこで、先日法律相談で裏付けを取った「裁判上の判決または和解により確定した損害額が保険金として支払われる」という条文が保険の約款の中にあり、裁判をすれば裁判基準の支払いが可能であるので、依頼の引き受けを検討してほしいことを説明します。すると弁護士先生は少し考えた後、

「ではその約款だけ持って相談に来てください」

 と言いました。資料も一切要らないとのことで、半信半疑なのが電話の口調からも感じられましたが、とにかく会って話を聞いてもらえる約束を取り付ける事に成功しました。翌週の平日夜7時に面会の予約をします。

 電話の翌日の金曜日に鈴木整形外科で診察を受け、担当の医師から、ハンドルを軽く握る程度なら問題ないという条件付きで自転車運動の許可が出ました。これで問題なくロードバイクに乗れます。なお2日後のツール・ド・東北で100km走行することを先生に伝えるのはうっかり忘れてしまいました。

 結局6月の交通事故の後にロードバイクで外を走ることができたのはたった1回だけで、ツール・ド・東北には3か月間乗っていないのとほぼ同じ状態のぶっつけ本番での参加になってしまいました。手術をした左手はまだ握力が回復しておらず、手首の動く範囲も限られた状態で完走できるかどうか不安でしたが、天候にも恵まれ無事気仙沼~石巻間100kmを完走することができました。一つ断言できるのは、カーボン製フレームのAnchor RL8と軽量ホイールDura-Ace WH-9000 c24は私をゴールまで運んでくれた神!という事です。

 話を聞いてくれる弁護士が見つり、目標にしていたイベントも無事完走して、色々な事が少しずつ良い方向に進んでいるのを感じます。

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