交通事故被害者は三度被害に遭う

%e5%89%b2%e3%82%8c%e3%81%9f%e3%82%b0%e3%83%a9%e3%82%b9

 翌日から交通事故の後始末が生活の中心になります。

 まずは会社への事故報告。被害者ということでお咎めはありませんでしたが、痛む手と腰を抱えながら、出社してギプス装着プレイで色々な部署へ説明に行かされます。

 仕事はデスクワークが中心で、幸いギプスで固定した左手の指先は動くので、不自由ながらも仕事はほぼ問題なくできました。骨折したのが利き手と反対の左手だったから良かったものの、右手または両手を怪我していたら休業です。

 また、仕事だけではなく日常生活も一気に不便になります。片手が不自由な状態で料理洗濯その他の家事をこなさなければなりません。料理など細かい作業は能率が落ちますし、特に面倒だったのが入浴です。ギプスは水濡れ厳禁なので、入浴前に毎回ビニール袋で防水作業が必要になります。

 通勤も不便になりました。自転車通勤が無理なのでバス通勤に切り替えたのですが、朝は渋滞でバスが遅れるので、20分早く自宅を出なければならなくなりました。往復で1日40分以上の損失です。

 なお、こうした不便を被ったことに対する補償は一切ありません。

 そして治療のために通院をしなくてはならなくなりました。骨折箇所に超音波を当てる治療と、腰の機械牽引の治療に病院へ通う必要があります。病院からは毎日通っても良いと言われましたが、さすがに無理なので週に3日~4日のペースで通うことにしました。

 病院は夜7時に受付終了なので、受付に間に合うように職場を出て病院に直行です。
予約制なので待ち時間はほとんどありませんでしたが、通院1回あたり1時間半~2時間程度かかり、診察と時間のかかる検査の日は仕事を休む必要がありました。

 そして治療費の支払いですが、3日経っても加害者の黄中からの連絡は一切無ありませんでした。
 保険未加入であることが確実となったので、自分が加入している自動車保険「三河ダイレクト」の人身傷害補償保険で治療費の対応をしてもらうことしました。

 人身傷害補償とは、自分の怪我の治療費を、自分の過失割合も含めて全額支払ってくれるという内容の保険特約です。そして加害者が保険未加入で支払い能力が無い場合には、代わりに治療費や慰謝料を支払ってくれるという素晴らしい保険特約です。

 任意保険未加入で車を運転するなど無責任で最低な事ですが、無いものはいくら言っても仕方ないので、自分の加入している保険でカバーするしかありません。

 なお治療費の支払いは、保険の約款により治療費の7割を健康保険で、自己負担分の3割を保険会社が支払うことになりますが、私が直接病院と話をして、事情を説明して健康保険の使用をお願いする必要があるとのことでした。

 普通は保険会社が一括で全額支払って全部お任せと思ったのですが、担当の道下氏によると、保険会社との交渉に応じない病院で、担当者が電話をしても対応してもらえないため、患者自身が話をする必要があるとのことです。

 結局自分が鈴木整形外科の院長と面接をして、健康保険を適用してもらうことになりました。
 交通事故では治療に健康保険を使わせてもらえない、という話もあるようですが、窓口の事務員は渋ったものの、加害者が中国人で無保険であることを説明すると、院長先生は問題無く了解してくれました。

 ただし、自己負担分の3割は保険会社から直接病院に払うのではなく、窓口で私が支払う形になりました。窓口で立て替えた分は、領収書を保険会社に郵送して銀行口座に送金してもらうという形です。毎回小銭を用意して領収書の整理をしなければならないので結構面倒です。

 しかしこの立替分も、「交通事故証明書」が発行されるまでは保険の規定により支払いができないとのこと。証明書が発行されるまで1か月以上かかるため、それまでの間は窓口で払った治療費は立て替えたまま資金はマイナスです。

 加害者が保険に加入していれば、保険担当者を通じてスムーズな補償を受けられたはずなのに、被害者自身があれこれ手続きをしなければならず、本当に踏んだり蹴ったりです。

 事故による怪我の被害だけでなく、生活の不便が生じた被害、そして加害者の不誠実な態度による被害と1回の事故で三度も被害に遭わされた感じです。

スポンサーリンク
アドセンス大
アドセンス大
ブログ村INパーツ
にほんブログ村 自転車ブログへにほんブログ村 自転車ブログ ロードバイクへ
スポンサーリンク
アドセンス大