交通事故の被害に遭うとどれくらい損をするか(軽傷の場合)

 前の記事で損害額・補償額をそれぞれ試算したので、最後にそれらを合算して損益計算をします。

 なお自転車保険単独加入(ケース1)と人身傷害補償加入(ケース2)のモデルケースを作成しましたが、損害額・補償額がほぼ同じ結果のため一つの表で計算します。

損害額の収支(自転車保険単独・人身傷害補償加入共通)

直接損害の部
損害額 補償額
治療費 13万5千円 治療費 13万5千円
休業損害 30万円 休業損害 30万円
 雑費 5万円    
車両損傷  10万円    
車両再購入費 20万円    
小計 78万5千円 小計 43万5千円
直接損害収支 ▲35万円
間接損害の部
精神的損害 116万円 通院慰謝料 71万6千円
間接損害収支 ▲45万円
総収支 ▲80万円

 損益通算の結果、トータルでは金銭換算でマイナス85万円の損害を被るという結果になりました。

 治療費や休業損害がほぼ全額補填されてはいるものの、加害者が任意保険未加入であるため、最低限の通院慰謝料が支払われる他は一切補償がありません。

現金ベースの収支

 次に上の表から間接損害などを除外して、実際に現金の出入りがある項目だけで収支計算をし、手元に残る(または減ってしまう)金額を計算します。

  支出 収入
金額  73万円  115万円
合計   42万円

 差し引きの結果42万円のプラスとなりました。それなりの金額ではありますが、半年間の治療と通院で苦しんで、ロードバイクの買い替え費用を支出した後に手元に残る現金の額です。

まとめ

  • 被害者自身が有効な保険に加入していなくても、軽傷で半年程度の通院であれば公的救済制度である自賠責保険から治療費が補償される(通院交通費含む)ので、一時的な立て替えは必要であるものの、治療費が不足して自腹になる心配は無い。
  • 自賠責保険は半年も通院すれば支払上限額である120万円に到達してしまい、自賠責保険からはそれ以上の補償は受けられない。
  • 精神的損害に対しての補償も存在するが、保険からは最低基準の補償しか受けられない。
  • 車両(ロードバイク)は完全に丸損で補償を受けられない。受け取った慰謝料をロードバイク買い替え費用に充てると手元に残る現金は大幅に減ってしまう。
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