真面目に不真面目に損害賠償請求

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 脳内作戦会議の対処方針に従って、とりあえず加害者に対してロードバイク修理費だけ請求することにします。

 加害者が保険に加入していれば被害者がする必要のないことで、しかも支払い能力が無いと思われる相手に対してする請求なので、少しも前向きな気持ちになれませんが、とりあえず作業にかかります。

 今回請求するのはロードバイク修理代だけで、治療費と入通院慰謝料以外の損害は全て「物的損害」とされているので、「損害賠償(物的損害)請求書」を作成します。

 まずは事故の過失割合を考えます。交通事故の過失割合は、ほとんどの場合、裁判所が交通事故に関連した裁判の判例をまとめて本にした「判例タイムス(正式名称:民事交通訴訟における過失相殺率の認定基準)」という書籍を参考にして決められています。また、事故例と過失割合がネット上でも数多く掲載されていてます。

 しかし、ネットで掲載されているのは自動車同士の事故例がほとんどで、自転車とオートバイが衝突した場合の過失割合は見つかりませんでした。

 そこで、物事の調査は原本を見るのが基本ということで、「判例タイムス」をネットで5,400円で購入します。紙だと分厚いので電子書籍を購入。

 残念ながら判例タイムスにも自転車とオートバイの事故例はありませんでしたが、類似例や他の事故の解説を参考にして考えてみます。

 今回の事故は、直線道路で直進自転車(自分)と、反対車線からスーパー駐車場に入ろうとした右折車(相手)との衝突事故です。

 道路から道路沿いにある店舗の駐車場へ入ろうとした車両は「路外進出車」と定義されていて、判例タイムズにある「四輪車が道路外に出るために右折する場合」の事故例に類似しています。

 この事故例の基本過失割合は、自動車同士でも自動車対オートバイでも車両の種類に関係なく10:90だったので、自転車の事故でも同じ割合だと考えて、基本過失割合は10(自分):90(相手)とします。
 また、当事者のどちらかに著しい過失や重過失があった場合は、修正要素として過失割合に加減算されますが、そのような特殊事情は特に無いので、過失割合は10:90のままで決定とします。

 次に損害額です。損害額はロードバイク本体のほか、自動車事故に準じて直接関係のある損害も一緒に請求します。

 ウェアやヘルメットの損傷は無かったので、請求するものはありません。
 友人宅に預けておいたロードバイクを受け取るため自動車で東京まで往復したので、往復の高速道路料金とガソリン代を運搬費として計上します。

■損害額
ロードバイク修理代(全損) 28万円
車両運搬費 2万円
合計 30万円

 そして過失割合が10:90なので、損害額から自己負担分として1割を減額します。

■過失相殺による減額
30万円×10%=3万円

 最後に損害額から過失相殺額を差し引きます。

■請求額
30万円-3万円=27万円

 出来上がった請求書はこんな感じです。

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 請求書に損害額の内訳や判例タイムズのコピーを同封して郵送し、相手の出方を待つことにしました。

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